隣人はカメラマン!?~恋光をさがして~
ピンポーン
「あれ?美鈴ちゃん。どうしたの?」
「こんばんは、家お邪魔してもいいですか?」
「ベランダで話したら・・」
「高級スイーツ持ってきたんですけど・・」
「どうぞ入って。美鈴ちゃんなら大歓迎さ」
「お邪魔します~」
私の作戦勝ち。
あれから、私たち2人はすごく親しくなった。
彼は私のことを美鈴ちゃんって言うようになった。
私はまだ恥ずかしくて・・大河原さんのまま。
夜にベランダで話すことは日課になり、ちょっとずつ彼のことが分かってきた。
彼について分かったこと。
1つは、大の甘いもの好きってこと。
特に高級なものが大好きらしい。