隣人はカメラマン!?~恋光をさがして~


「で、どうしたの?」


高級チョコレートを食べながら尋ねてくる。


「コレ!大河原さんですよね?」


買ってきた写真集を出す。


「なんで俺?」


「なんでって・・この表紙とあの写真一緒じゃないですか!」


壁に飾られている写真を指差す。


「バレちゃったかあ~」


「教えてくれたっていいじゃないですか」


「ごめんごめん」


私が怒ったように頬を膨らませると。


『パシャっ』


目の前にはカメラマン。


妖艶に微笑む姿がそこにあった。




< 29 / 347 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop