隣人はカメラマン!?~恋光をさがして~
「どういうことだよ?!」
「怒鳴らないで!ちょっと冷静になってよ!」
お互い声を上げる。
でも、すぐ大人気ないって反省した。
「・・ごめん」
「本を出版するの知ってる?」
明日香の言葉に、戸惑いながら頷く。
「本の売れ行きが好調なら・・フランスに来て欲しいって誘われているそうよ」
「好調って、そんなの・・」
「コンテストの最優秀作品よ・・誘われるのは時間の問題ね」
悲しい、知らせだった。
俺たちには、それぞれの道が用意されてるような気がしたんだ。