隣人はカメラマン!?~恋光をさがして~
17章 2年後、新たな道を共に
あれから・・2年がたちました。
「美鈴、卒業おめでとう!」
「ありがとう」
私は無事、大学を卒業した。
フランスにきて、いろんな籍を持つ友達がたくさんできたし、充実した日々を送った。
でも、最初からそうではなかった。
言葉の壁、慣れない食習慣。
フランスの本を訳したからか、なぜか私のことが噂されていて。
周りからの期待。
それに応えようとするあまりに、私の心と体はボロボロになっていった。
でも、そんなとき。
麻美から電話があったんだ。