隣人はカメラマン!?~恋光をさがして~
フランスのある教会で、手を繋ぐ2人。
「はい、カメラ見て」
その言葉に、レンズをじっと見る。
「3、2、1・・」
カシャッ
シャッター音と同時に、感じる頬の温もり。
いたずらっぽく笑う淳希を、ポカポカと叩く。
「レンズ見てって言ったじゃん」
「美鈴、愛してるよ」
いきなりの不意打ちに、手がピタッと止まる。
視線が重なりあうと、私の大好きな笑顔を見せた。
私は淳希の肩に手を置き、背伸びをして、キスをした。
「私も・・愛してる」