隣人はカメラマン!?~恋光をさがして~


「そんなの関係ない。俺はずっとずっと・・美鈴は俺のものだ。誰にも渡さない」


「何言って・・んっ!」


突然のキス。


両手首が省吾によって捕まえられていて、身動きがとれない。


キスをしてしまったら・・もう幼なじみには戻れない。


「んっ・・いやっ」


省吾の激しいキス。


嫌がる私を、どこまでも追ってくる。


私の声は聞こえてないのかと思うくらい。


私の手が1つにまとめられて、頭の上で固定された。


やっと唇が離れる。


「美鈴・・」


「やだっ・・やだよ省吾」


「ずっとこうしたかった・・」


今や私の目の前にいるのは、私の知る省吾じゃない。


省吾・・私はどれだけあなたを傷つけていたのかな?



< 57 / 347 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop