隣人はカメラマン!?~恋光をさがして~
「え・・?」
省吾はシーツを私の体に巻きつけ、ぎゅっと抱きしめた。
「俺、どうかしてた。こんなことしても、美鈴は手に入らないのに」
「省吾・・」
「ごめん、今日は帰って。課題ありがとう」
省吾は、部屋から出て行った。
私は、ぼーっと部屋の様子を見ていた。
テーブルには、さっきまでやっていた課題。
床には、雑においてある私の服。
私は震える手を必死に動かし、服を着た。
ーーーーーー
私は気がついたら、自分のマンションの前にいた。
どうやって、ここまで来たんだろう?
そんなことを考えながら、エレベーターに乗った。
すると。
「おかえり」
その声に顔を上げる。
そこには、好きな人の優しい笑顔があった。