隣人はカメラマン!?~恋光をさがして~


「・・っ、大河原さっ・・」


「え?!美鈴ちゃん?」


涙が溢れた。


「とりあえず、俺の部屋入ろう?」


大河原さんは、私を引っ張り部屋に入れてくれた。


お菓子をプレゼントしないと、入れてくれなかったのに。


ソファーに腰を下ろす。


「どうした?」


頭をポンポンしながら、聞いてくる。


私は大河原さんの胸に飛び込んだ。


「え?!美鈴ちゃん」


「ちょっとだけ」


「え?」


「ちょっとだけ、このままでいさせてっ、ひっく」


さっきまで泣かなかったのに。


大河原さんの笑顔を見たら、力が抜けて。


怖かった。


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