隣人はカメラマン!?~恋光をさがして~


すごく怖かった。


あのままだったら、私省吾と・・。


さっきの省吾を思い出し、体が震える。


省吾と関係が崩れた。


自分を責め続けてたのに・・今は怖いという感情しかない。


「大丈夫だから」


ふわっと優しい香りがした。


大河原さんの香水のにおい。


強引じゃなく優しく、抱きしめられた。


「何も聞かないし、何もしない。気が済むまで泣きな?」


優しい問いかけにまた涙腺が壊れる。


私は、子供のようにわんわん泣いた。


大河原さんは、黙って抱きしめてくれた。


そんなとき。


~~♪


ポケットに入ってるケータイが鳴った。



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