隣人はカメラマン!?~恋光をさがして~
『・・美鈴か?』
「うん」
『家着いた?』
「うん、大丈夫」
『美鈴・・本当にごめん。いきなり襲って』
「・・っ・・・?!」
さっきの出来事が頭をよぎった。
・・でも、それと同時に抱きしめられた力が増した。
声が漏れているのかな?
でも、大河原さんを気にするほど余裕がなかった。
「私は大丈夫・・私こそごめん」
省吾の気持ちを無視したこと。
無視しても、無視しなくても。