生徒会長頑張りますッ!!
いきなり目線を
涼太から俺に変える
姫島さん。
「では皆銅君も
私の事,愛由って
呼んでね?
衣月って呼ぶわ。」
ふわっと笑い
目線を涼太に戻す。
「あっ…うん。」
曖昧に返事をする。
「じゃぁさぁ…
3人で学校まわるか?
まだHRまで時間あるし,
行こうよッ☆ね?」
俺と愛由を交互に見てから,キラキラの王子スマイルで愛由と俺にねだる。
「いいよ。
衣月もいいよね?」
また口元がニヤリと
笑った。
「全然…大丈夫だよ。」
そう言うと,愛由のあの口元の笑みはいつの間にかなくなっていた。
「よしッ☆
じゃぁ行こうぜ!!
衣月ッ!!ボケっと
してんじゃねーよ☆」
涼太に頭を叩かれ
はっとする。
「あッ…!!
あぁ!!早く行くか。」
そう言うと,
涼太はニカっとはにかみ俺と愛由を生徒会室から引っ張り出した。