星の王子様
「華?」
華は聖王子を見上げた。
「聖王子、私も戦います」
「けど…」
「戦いから逃げてたら、呪いは私の身体を支配するから、私も戦わないといけないんです」
そう言うと、聖王子は暫く考えたあと、笑みを浮かべた。
「分かった。でも、あまり無理はするなよ」
「はい」
キリングドールがジワジワとこちらに近付いて来る。
「聖王子、クロスの力ってどう使えばいいんですか?」
「ペンダントに手を当てろ。そうすれば力が使える」
そして聖王子は華よりも先にキリングドールに突っ込んで行った。
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