星の王子様
聖はうんざりと呟き、ペンダントに手を当てようとするが、真琴に後ろから肩を叩かれる。
「聖は先に華の所へ。ここは僕達で片付けるから」
日向を見ると、日向もそれに同意するように頷いた。
「分かった。ここは頼む」
聖はキリングドールの間を抜けながら公園を出て行く。
早く行かないと、本当にヤバイ。
キリングドールが追って来ない事を確認し、立ち止まって華の力を探し始めた。
さっきの華の力の波動を意識しながら集中する。
「…見付けた」
聖は駆け出す。
どうか間に合ってくれ。
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