星の王子様
「ええ、知ってるから貴女に会いに来たの。でも心配したわ。貴女なかなかペンダントを手にしなかったから、このままペンダントを手にしないのかと思った」
「どうしてそれを…?」
華と周りの少数の人しか知らないはずなのに。なのに何故この人が…。
その人は華の前にしゃがみ込んで、華の顔の前に一本指を立てた。
「どうしてか教えてあげるわ。それはね、私が貴女をずっと見てたから」
「え?」
訳が分からず聞き返す。
「貴女の存在を見付けて、貴女にずっと付いてたの。学校にいる時も」
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