星の王子様
「華!」
華の気を追って来た場所は学校だった。
必死に華の姿を探すが、華はいない。代わりに、何だかとても嫌な、殺気のようなものが激しく肌を刺す。
「華ー!どこにいるんだ!」
声を上げるが、返事がない。
「クソッ!」
聖は華を探す為に歩き出そうとした時、突然背後から足音が聞こえた。
「華か?」
言ってすぐに違うと気付いた。聖は警戒しながら、暗闇から出て来る人物を見た。
「お久し振りです。星の王子」
「お前は…」
そいつを見て聖は絶句する。
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