星の王子様
その親友はもういない。
聖は真琴の頭を叩き、
「お前案外弱いな。泣き虫だし」
「うるさいな…」
落ち着いた真琴は聖の手をどける。照れてるのか、顔が赤い。
「大丈夫だよ、真琴。もう誰もいなくならない」
「うん」
「じゃあ行こうぜ。皆が待ってる」
「うん!」
聖は真琴と一緒に空の姫に向かった。
そう、もう誰もいなくならない。皆で、一緒にこの戦いを終わらす。
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