星の王子様
華が頭を下げると、聖王子は苦笑いを浮かべた。
「あ、ああ。それじゃあ私はこれで」
そう言って立ち去る聖王子。自分は覚えてないのに、お礼を言われた事が気まずかったのか、ちょっと早足で行ってしまった。
「覚えてなかった…」
仕方ない事だけど、やはりちょっと寂しい気持ちもどこかある。と、その時、
「華ー、どうしたの?」
真琴が追いかけて来た。華は真琴に笑顔を見せて、
「ううん。何でもないよ。帰ろう」
「うん…」
あの時のお礼もちゃんと言えた。聖王子は覚えてなかったけど、それだけでいい。
「あ、ああ。それじゃあ私はこれで」
そう言って立ち去る聖王子。自分は覚えてないのに、お礼を言われた事が気まずかったのか、ちょっと早足で行ってしまった。
「覚えてなかった…」
仕方ない事だけど、やはりちょっと寂しい気持ちもどこかある。と、その時、
「華ー、どうしたの?」
真琴が追いかけて来た。華は真琴に笑顔を見せて、
「ううん。何でもないよ。帰ろう」
「うん…」
あの時のお礼もちゃんと言えた。聖王子は覚えてなかったけど、それだけでいい。