星の王子様
学園からの帰り道、真琴がさっきの事をしつこく聞いてきたので、華は全部説明した。
「へー、華を助けてくれたの聖だったんだ。何で早く言わないの?銀髪なんて聖しかいないのに」
「だって…」
そりゃ真琴に言えばすぐ会えたかもしれないけど、自分の力で見付けたかった。だから真琴にも黙ってた。
「でも聖王子は私の事覚えてなかった…」
「まぁ、僕達は大勢の人を助けてるから、助けた人の顔なんて覚えてないけどね」
それも分かってる。分かってるけど、どこか寂しい。やっと会えたから。
「へー、華を助けてくれたの聖だったんだ。何で早く言わないの?銀髪なんて聖しかいないのに」
「だって…」
そりゃ真琴に言えばすぐ会えたかもしれないけど、自分の力で見付けたかった。だから真琴にも黙ってた。
「でも聖王子は私の事覚えてなかった…」
「まぁ、僕達は大勢の人を助けてるから、助けた人の顔なんて覚えてないけどね」
それも分かってる。分かってるけど、どこか寂しい。やっと会えたから。