星の王子様
「華、昼休みギリギリまでどこかに居たほうがいいよ。クラスの皆や新聞部が騒ぐ前に。それこそ大変な事になるから」
それもそうだろう。皆、噂の渦中にいる華に質問して来るはずだ。
「ありがとう由香ちゃん」
華はとりあえず外に出た。だがどこへ行けばいいのか迷っていると、目の前に真琴の姿を見付けた。
「真琴」
「華、こっち」
華は手を振る真琴に言われるまま付いて行った。
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