星の王子様
星の塔で大変な事件が起こっている事は当然知らない華の母親――鈴(レイ)は、居間でゆっくり過ごしていた。
その時、玄関のチャイムが鳴り鈴は玄関に急いだ。
「はい、どなた?」
玄関扉を開けると、そこにはクロス部隊隊長、空の塔の王子日向が立っていた。
日向の姿を見た瞬間、鈴は少し身構えてしまった。
「お久し振りです。鈴王女」
深々と頭を下げる日向。
「少し話がしたいんですが、いいですか?」
「え、ええ、どうぞ」
鈴は日向を居間に通しお茶を淹れた。
< 70 / 200 >

この作品をシェア

pagetop