星の王子様
次の日の昼休み、真琴は講堂の裏に行って聖と会った。
「何だよ真琴。私は今から王女の所に行くんだけど」
聖は本気で王子を辞める気だ。でも華が全てを知った以上、それだけは止めなくちゃいけない。
「聖…、華を姫に迎えてくれないか?」
だが聖は顔をしかめる。予想はしてたけど。
「聞いて無かったのか?私は王子を辞める。なのに何で華を姫にしなきゃならない」
「華が呪いの刻印で死ぬんだよ」
「!」
真琴は真剣な表情で聖に近付く。
「聖も知ってるだろ?呪いの刻印を」
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