星の王子様
「特に華に何か言った記憶は無いけど…」
「本当ですか?」
「あ、安藤さん…」
周りの生徒が制止しようと声をかけるが、安藤さんは構わず突っ込んで来る。
「聖王子、華は姫なんかに興味無いけど、華は聖王子の側にいたいんだと思います」
「華を姫にしろと?」
「無理にとは言いません。華の気持ちだってあるから、華の気持ちを無視する事は出来ません。でも聖王子には華の事をもう少し考えてほしいです」
「……」
華の気持ちを確かめる為に来たんだが。
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