神人
ビオラは猛スピードでオペラのいる街に向かっていた。
だがバースの事も気にかかる。
あれほど取り乱すバースを見た事がない。きっと予想以上にヘウ"ンを大切に想ってるんだろう。
バースが自分の生徒を大切に想うのは二人目だ。
「目茶苦茶な事しなきゃいいけど…」
そしてオペラのいる街の上空まで来た時、街の中心にある豪華な屋敷から人の悲鳴と大勢の人が流れ出て来た。
「!?」
ビオラは地面に急降下し、地面に着く瞬間に戦闘形態に変身する。
「何があったんですか!?」
屋敷から出て来た一人の腕を強引に掴み聞いた。
「化け物が…!化け物が現れた!人が何人も殺された!」
「何!?王女は!?」
「知らない!逃げろ!」
そしてその人はビオラの手を振りほどき逃げた。
もし王女が殺されていたら…。
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