神人
「そうだな」
バースは相手のナイフを弾き、後ろに跳んで男との距離を開けた。
「くたばれ!」
神剣に風を集めて撃つ。
「くっ!」
男は何とか圧縮された風をよけながらナイフを飛ばす。
でもそれをバースは交わした。はずだった…。
「バース!」
バースのにはナイフが一本刺さっていた。確かにナイフは後ろに逸したはずなのに。
ナイフはそれほど深く刺さっていなかったのか、バースはナイフを抜きながら相手を睨み付けた。
「くっ。お前はナイフを自在に操るのか…」
男はニヤニヤしながらバースを見る。
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