神人
「!?」
もう無理だ。
そうバースが思った時、男が突然横に吹き飛んだ。
瞬間、ナイフの雨もやむ。
ジュリアがお得意の跳び蹴りを食らわしたのだ。
「バース、せっかく助けたんだから死んだら許さないわよ!」
必死に叫ぶジュリアに、バースは必死に意識を保ち笑顔を見せた。
「ああ…。サンキュー」
そしてバースは起き上がろうとする男の元に駆け出した。
「貴様等あああ!」
雄叫びを上げる男。そして男は一丁の銃を握り、駆け寄って来るバースに向けた。
「死ねえええ!」
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