神人
ため息を吐き、ビオラさんが仕方なく二人の間に入る。「ほら、二人とも、そんな事してたら日が暮れるよ」
そこでジュリアさんはバースと遊ぶのを止めた。
「だってバースがー」
子供のようにバースを指差す。
バースはよっぽど痛かったのか、さっきから身体を押さえうずくまっている。
「てめぇ、覚えてろよ」
と言う声が聞こえた。
そしてバースは持っていた封筒を渋々ジュリアに渡す。
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