神人
「バース!曇が晴れた!」
見ると、今まで空を覆っていた曇がすうっと晴れていく。勝機が見える。
「でかぶつ…もうお前の好き勝手にさせないぞ」
バースは剣を掲げた。月の光が神剣に降り注ぐ。
そして突っ込んでくる蛇の一頭に神剣を向けると、その頭が丸く光り神剣を振り下ろすとその光が爆発した。
「キシャアア!」
分身の頭を吹き飛ばしたバースを怒っているのか、もう一頭の蛇が一声鳴いて突っ込む。
その間にバースは神剣に星を集めていた。
「シャアア――」
声を上げ突っ込んでくる蛇の頭を、バースは光り輝く神剣で真っ二つにした。その速さは流れ星のように速い。
どしぃぃぃぃん。
魔獣の巨大がゆっくりと地面に倒れ込み、戦いが終わった。
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