神人
ヘウ"ンは少し自分が恥ずかしくなり、それと同時に自分は王女じゃなくて良かったと思ってしまう。
「大丈夫だよ、王女様。王女様がいない間神人バースがこの街を守ってくれるから。ね、バース」
扉の向こうにいるであろうバースに声をかける。暫くしてから、扉の向こうから声が返ってくる。
「ああ、任せろ」
それを聞いて王女様は初めて本当の笑顔を見せた。
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