海〜それは手紙で始まった〜
「なな…み?」



聞き覚えのある声がした



体の震えが止まらない



後ろを振り向けない


「あの人…誰?」


不思議そうにカイが聞いた



「…ウ…ゲホッ」



あたしはパニックになっていた



「ハァ…ハア……ゲホッ…」


呼吸が苦しい




「ちょっ…七海?どうしたの!?」


カイが心配してる
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