海〜それは手紙で始まった〜
「だから…この2年間、七海のお母さんにまたなれるように一生懸命仕事を探して、頑張ってきたの

もう傷つけないから…一緒に暮らそう。
お願いっ……」



テーブルに手をついてあたしに頭を下げた



後悔してるの…と何度も繰り返しながら



あたしの中で、答えはもう決まっていた



誰がなんと言っても変えない自信があった



「お母さん、頭…上げてよ」
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