海〜それは手紙で始まった〜
「お母さんに気持ちを分かってもらえてすごく嬉しい。
恨んでながらも、お母さんのこと大好きなんだ!」


「七海ッ…」



お母さんは泣きながら頭を上げて、あたしを見た














「でも、ここにはもうあたしの生活があるの。

ここの人達と一緒にいたい。
これからも。」


あたしの本音だった



「ごめんね。」

そんな言葉があたしの口から出た
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