天使のいいなり~僕と天使と聖なる夜
「里緒っ。ココ寄ってこ。」



街中から流れてるクリスマスソングにも負けないくらいの、つぐみの楽しそうで大きな声。


そして、私の返事も聞かず、小走りでお店に入ってく。




つぐみが入ったのは、下着屋さん。


行動が早く、すでに下着を物色中。

ブツブツと、「コレ、ちょっと派手だなぁ〜。」とか、「コレなんかいいかも♪」なんて、独り言言ってるし。



「つぐみってば、早いね。それ買うの?」



つぐみが手に持っているブラとショーツのセットを指さす。
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