天使のいいなり~僕と天使と聖なる夜
「ん?私の?なんで?」


「なにすっとぼけてんのよ!!クリスマスに夏目先輩と初エッチでしょっ!?」



つぐみの威勢のいい声が、店内に響き渡る。


何事かと思い、お客さんや店員さんがチラチラと私たちを見てくる。



「ちょっ、つぐみってば、なに変なコト言うのよ!それに声大きいって。」


「違うの?」


「そっ、そんなの…分かんないよ…。」


「何今さらぶりっこしてんのよ!じゃあなんでクリスマスに会うの?しかも泊まりで。エッチしないってゆーんなら、なにすんのよ!?」


「………ケーキ食べるとか?」


「バカ。」



つぐみのチョップが、私の頭にヒットした。
< 121 / 129 >

この作品をシェア

pagetop