天使のいいなり~僕と天使と聖なる夜
はぁー。

やっぱり☆


軽く里緒のおでこにデコピンをする。



「ふえぇー?」

明らかに混乱している里緒の顔。


「それだと、里緒と永瀬がキスすることになるだろ。」

「んん???」

「絶対ダメだ!!」

「あ…。そこまで考えてなかった。」



事の重大性に気づいたのか、里緒の色白な顔がみるみる赤くなっていく。
「やー、恥ずかしいー。」なんて言いながら。


全く…。

本当に目が離せないな。



俺達の会話が聞こえたのかなんなのか、遠くの方で永瀬がケタケタ笑いながら言ってきた。


「その分だと、俺の出番なさそーだなー。」


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