天使のいいなり~僕と天使と聖なる夜
あってたまるか。



それにしても、永瀬って本当に不思議なヤツ。

お互いのこと、全然知らないのにこの感覚はなんなんだろう…。
ずっと前から、知り合いのような感覚に陥ってしまう。

俺だけじゃない。

きっと、永瀬もそう感じてる…。



俺と永瀬が昔からの友達みたく喋れるように。

いつか…。


俺も敦史とこんな風に喋れるのかな?
永瀬が俺にしてくれたみたいに、俺も敦史に同じこと出来るかな?

昔のように、友達に戻れるのか…?


俺も、永瀬みたく強くなりたい。


さすが、里緒が好きになった男。
カッコよすぎるじゃねーかよ。

男の俺も、正直惚れそうになる。


カッコよすぎる俺のライバル。
身近にいてかなり心配だけど、俄然やる気が出る。


永瀬が想う、里緒への「好き」の感情。
俺が想う、里緒への「好き」の感情。

表現は違えども、行き着く先は同じ。
かけがえのない大切な女の子。

里緒の幸せを願うんだ。



誓うよ、永瀬。

俺は里緒を離さない。
ずっとずっと…、里緒を愛しぬくって。


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