天使のいいなり~僕と天使と聖なる夜
「そっかー。もうそんな時期かぁ。プレゼントなにがいいか、未来のお義兄さんにも言ってみな♪」

「………。アッキーは期待できないからいいよ。でも、うーん。どうしよっかなぁ~。」




あれ?

プレゼント…?



って、まさか!?



「もしかして、誕生日?」

「11月1日。里緒の誕生日なんですよー。」



原田ちゃんが知ってるのはともかく。

なんで明仁が知ってんだよ。


彼女の誕生日を知らない彼氏なんて…。

かなりありえない。
一生の不覚…。




「なんで教えてくれなかったんだよ。」

逆ギレとは違うけど、結構スネりモードで言う俺。

言ってくれたって、いいじゃないか。



そんな俺を見て、クスクスと笑い出す里緒。



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