天使のいいなり~僕と天使と聖なる夜
楽しい夕食も終わり、今はケーキタイム。
里緒や紗英さんの小さい頃のアルバムを見たり、3人でゲームをしたりと笑いが絶えない。
だけど。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、家に帰らなければならないタイムリミットが迫ってきた。
「もうこんな時間だ。俺、そろそろ帰ります。」
「そうなの?残念だわぁ。」
「私、送ってく!」
「いいって。」
「ダメ!だって、ほら…。帰り道危ないよ。そう、危ない!!」
「だったら、里緒のほうが危ないだろ?女の子なんだから。」
「うー、でもぉ…。」
俺たちのやり取りを聞いて、おばさんがクスリと笑った。
「夏目くん。ここは折れて、里緒の言うこときいてあげて。今日は里緒の誕生日だし。このままじゃ、朝になっちゃうわよ?駅までは電灯もあって、明るいし。それがダメなら、歩道橋まででも。」
おばさんにまで頼まれたなら、断れないな。
そうだよな。
今日は、里緒の誕生日。
お姫様の願いは叶えないと。
里緒や紗英さんの小さい頃のアルバムを見たり、3人でゲームをしたりと笑いが絶えない。
だけど。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、家に帰らなければならないタイムリミットが迫ってきた。
「もうこんな時間だ。俺、そろそろ帰ります。」
「そうなの?残念だわぁ。」
「私、送ってく!」
「いいって。」
「ダメ!だって、ほら…。帰り道危ないよ。そう、危ない!!」
「だったら、里緒のほうが危ないだろ?女の子なんだから。」
「うー、でもぉ…。」
俺たちのやり取りを聞いて、おばさんがクスリと笑った。
「夏目くん。ここは折れて、里緒の言うこときいてあげて。今日は里緒の誕生日だし。このままじゃ、朝になっちゃうわよ?駅までは電灯もあって、明るいし。それがダメなら、歩道橋まででも。」
おばさんにまで頼まれたなら、断れないな。
そうだよな。
今日は、里緒の誕生日。
お姫様の願いは叶えないと。