天使のいいなり~僕と天使と聖なる夜
「クリスマスを、里緒さんと一緒に過ごしたいです。」




こそこそと付き合いたくはない。

俺と付き合うために、嘘とかついてほしくないし、後ろめたいなんて気持ちにさせたくない。



『けじめ』


っていうか…、ちゃんとはっきりさせておきたかったんだ。




重いって思われるかもしれないけど、俺にとって里緒は大切な大切な女の子だから。


正々堂々と、胸張って“宝物”だって言える。




―――彼女以上の女の子なんていないんだ。
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