大嫌いだったお兄ちゃん
「え?」




「いいな…?」




「う…うん…」




「よし」




お兄ちゃんはそう言ってあたしの頭を撫でた




「あ…あのさ…お兄ちゃん…」




「ん?」




「なんで押し倒してんの?」




お兄ちゃんはあたしの頭を撫でると突然ふっと笑って、あたしを床に押し倒された




「あぁ?お前…俺に触ってほしいんだろ?」




「え?そりゃ…そうなんですけど…」




「じゃ、こういうことだろ」




いやいや!待て待て!




「ちょっと待って!」




お兄ちゃんに唇を塞がれそうになって、とっさにあたしはお兄ちゃんの口を手で塞いだ




「なんだよ…」





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