大嫌いだったお兄ちゃん
あたしはお母さんの口から出た言葉に驚いてテーブルをバンと叩き椅子から立ち上がった




「?…陸と礼二人って意味よ?」




「へ!?そんな急に!?」




「ちょうど、お父さんも明日から休みだし!ちょうどいいわよね?お父さん!」




「まぁ…たまにはな」




「ちょ…!待っ…」




「わかった」




あたしの言葉はお兄ちゃんに遮られた




「行ってきなよ」




「え!?」




あたしはお兄ちゃんの反応に目を疑った




「じゃ陸、礼のことよろしくね」




「あぁ」




う…嘘でしょー!?




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