大嫌いだったお兄ちゃん
「ちょっと!お兄ちゃん!」




あたしはお兄ちゃんの部屋のドアを思いっきり開けてそう言った




「あぁ?なんだよ」




お兄ちゃんはメガネをかけて椅子に座って本を読んでいた




「なんであんなこと言ったのよ!」




「?…あぁ…あれか…別にいいだろう…?俺たち兄妹だし」




「たしかにそうだけど!一応男と女だし!…それに…」




「それに?」




「…」




「なんだよ、言ってみろよ」





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