大嫌いだったお兄ちゃん

明かされた真実

あたしは…あの日のことは一生忘れない…




あたしがお母さんの部屋に入ろうとしたその時…偶然…聞いちゃったんだ…




「ねぇ…そろそろ本当のことを話したら?」




お母さんの声?




「言えねぇよ…あいつには…礼には…」




お兄ちゃん…?




「でも…礼ももう中2よ?…受けとめられるぐらいにはなっているはずだわ」




…なんのこと…?




「でも…あいつが知ったら……言えねぇよ…あいつが…本当は母さんたちの娘じゃねぇなんて…」




…え…?






< 163 / 232 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop