大嫌いだったお兄ちゃん
「俺はお前を…他人なんて…一度も思ったことなんてない」




嘘…そんなわけない…




「お前が来たのは俺が2歳のときだ…お前は俺の家の前に捨てられていたんだ…」




え…?




「お前の名前はお前が握りしめていた紙に書いてあった」




「…」




「父さんと母さんはお前を実の娘として育てることを決めた」




「…」




「俺もお前と過ごしていくうちに、ほんとの妹のように思えて…そして…いつしか恋心に変わってた」




「うん…」





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