大嫌いだったお兄ちゃん
目が覚めるとあたしはベッドの上にいた




横を向いてみるとあたしの手を握りながら眠るお兄ちゃんの顔があった




久しぶりにみた…お兄ちゃんの寝顔…




その寝顔を見ていたら…また涙が浮き上がってきた




するとお兄ちゃんの閉じていた瞼がゆっくりと開いた




「起きたのか…」




お兄ちゃんはあたしの頬を手で触りながらそう言った





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