大嫌いだったお兄ちゃん
陸 side




「ありがとう、送ってくれて」




「いや」




俺は綾音を車で家まで送った




「今日はごめんな。礼はいつもはあんな感じじゃないんだ」




「ううん、別にきにしてないよ。それに陸の妹さんに会いたかったし」




綾音はそう言って優しく笑った




「そっか」




「じゃ、また会社でね」




綾音は車を降りて家に帰った




俺は車を走らせて自分の家に帰った




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