大嫌いだったお兄ちゃん

誓い

翌日




あたしとお兄ちゃんは綾音さんの家に向かった




「綾音…本当にすまない」




お兄ちゃんはそう言いながら頭を下げた




あたしもお兄ちゃんの後に頭を下げた




「顔を上げて…陸」




お兄ちゃんが顔を上げると大きな音が部屋中に響き渡った




あたしが驚いて顔を上げるとお兄ちゃんが綾音さんに顔をビンタされていた




「…あたしふられるの嫌いなの、だからあたしがふってあげる」




「…綾音」






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