大嫌いだったお兄ちゃん
「はぁ…はぁ…ついた…」




あたしは震える手で屋上のドアをあけた




「お兄ちゃん…」




そこには床に寝転んでいるお兄ちゃんの姿があった




「お…お兄ちゃん?」




「ん…?なんだ…礼か…どうした?」




お兄ちゃんは少し寝ぼけた顔をしながら体を起こしてこっちを向いた





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