大嫌いだったお兄ちゃん
「あ…あのね…」




「なんだよ」




「あたしね…あたし…お兄ちゃんのことが…」




言葉に詰まるあたしをお兄ちゃんはあたしの腕を引っ張って向かい合わせになるように座らせた




「言えよ…」




「……あたし………お兄ちゃんのことが…好き…!……だから他の人と付き合わないで…!あたしのそばに…いてください…」



俯いてるあたしをお兄ちゃんはあたしの顎をつかんでお兄ちゃんのほうに向かせた




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