大嫌いだったお兄ちゃん
お兄ちゃんは肩にタオルをかけて下半身にはズボンをはいて髪は少し濡れていた




「髪乾かしなよ!風邪ひくよ!」




「あぁ?めんどくせぇよ」




「ダメだよ!!」





「つかお前さ、昨日のこともう忘れたのか?」




「昨日のこと?」




お兄ちゃんのその言葉を聞いて顔が急に熱くなった




そうだった…!あたし…昨日お兄ちゃんに告ったんだ!!




「あ…あれは…その…」




あたしが俯くとお兄ちゃんがあたしの顎を持ち上げた




「もう一回言えよ…」




「へ?」





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