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"西崎真理菜"

メールをひらくと

『あたしも落ちた…』

の一言。

読み終わったと同時に
今度は電話がなる。

"西崎真理菜"

電話するなら
メールしなくていいのに。

笑いながら電話にでる。



「もしもし〜?」

『さつき?あたしも…
落ちた…っ…』

泣いている真理菜に
びっくりした。

「真理菜泣いてんの?!」

『ん〜ちょっとねっ』

ふふ、と笑う真理菜に
少しだけ安心する。


『でもさつきと同じ柳西だよ。
それは嬉しいっ!
小中高って一緒になるね!』


泣き止んだのか、
今度は嬉しそうに言う真理菜に
笑みがこぼれる。


「そうだね〜。
なんだかんだ離れないね!」

『学校一緒行こうね!』

「えぇ〜、やだ」

『えぇ?!なんで〜?!』

「うそうそっ 行こうねっ!」

『うん!』



そのあと少しだけ雑談をして、
あした会って話す約束をして
電話をきった。






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